富山地鉄の2階建て車、25日から運転開始…愛称は「ダブルデッカーエキスプレス」

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富山地鉄の「ダブルデッカーエキスプレス」。編成こそ短いが京阪特急時代の姿がきれいに再現されている。
富山地鉄の「ダブルデッカーエキスプレス」。編成こそ短いが京阪特急時代の姿がきれいに再現されている。 全 2 枚 拡大写真

富山地方鉄道(富山地鉄)は8月16日、京阪電気鉄道から購入した2階建て車両について、25日から「ダブルデッカーエキスプレス」の愛称で運転を開始すると発表した。普通列車と特急『うなづき』で運用する。

「ダブルデッカーエキスプレス」は10033号+31号+10034号の3両編成。このうち中間の31号が2階建て車(旧・京阪8831号)で、両端の10033・10034号は1990年に京阪電鉄から譲り受けた旧3000系の平屋車両になる。

運行初日の25日は臨時特別運行を実施。電鉄富山駅を11時5分に発車して宇奈月温泉や立山方面に向かい、17時15分に電鉄富山駅に戻るダイヤで運転する。これに合わせて10時10分から電鉄富山駅構内で導入式典を実施する。

乗車に際しては、8月3日から発売中の「ダブルデッカー車輌導入記念1日フリー乗車券」と、この切符に付いているプレミアムカードが必要。カードの裏面には座席番号か補欠番号が記載されており、座席番号が記載されている場合は10時~10時40分に電鉄富山駅で乗車を受け付ける。補欠番号は10時40分以降、空席が出た場合に若番順で受け付ける。

26日以降は1日上下4本の普通列車が「ダブルデッカーエキスプレス」で運転される。運転時刻は平日が電鉄富山6時15分~岩峅寺6時46分、岩峅寺7時12分~電鉄富山7時47分、電鉄富山7時57分~立山9時8分、立山9時11分~電鉄富山10時16分、土曜・休日が電鉄富山7時21分~立山8時27分、立山8時42分~電鉄富山9時48分、電鉄富山10時24分~上市10時48分、上市10時52分~電鉄富山11時16分。

また、特急『うなづき5・10号』(5号:電鉄富山12時14分~宇奈月温泉13時19分、10号:宇奈月温泉13時52分~電鉄富山14時56分)も「ダブルデッカーエキスプレス」で運転され、2階建て車は座席指定車となる。座席指定料金は210円。

《草町義和》

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