米国IIHS(道路安全保険協会)の衝突安全テストにおいて、最高の衝突安全性を備えた「2013トップセーフティピック+」に認定された北米向けホンダ『シビック』。同車の新スモールオーバーラップ衝突テストの映像が、ネット上で公開されている。
この映像は、IIHSが公式サイトを通じて配信したもの。「新スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストを受けた際の、シビックの映像だ。
新スモールオーバーラップは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつける衝突テスト。実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストだが、車体のメインフレームよりも外側に強い衝撃が加わるため、厳しい判定を下される車種が多い。
この新スモールオーバーラップテストでは、シビックはダミー人形の足への傷害レベルがACCEPTABLE(良)だったものの、頭/首、胸、大腿部への傷害レベルが最小限で、GOOD(優)。ボディの安全構造に対する判定もGOOD(優)。IIHSは「乗員の生存空間がしっかり保たれている」とコメント。
その結果、通常の衝突テストと合わせた総合判定で、シビックは最高のGOOD(優)となり、2013トップセーフティピック+に認定された。IIHSによると、同時にテスト結果が公表された12台の小型車の中で、新スモールオーバーラップテストの評価が最高のGOOD(優)を得たのは、シビックだけという。