MotoGP 第10戦、マーク・マルケスにとって勝利は身近なものとなっているが、インディアナポリスでは彼の計画通りにレースが進んだわけではなかった。
20才のライダーはポールポジションからスタートしたが、昨年の王者であるホルヘ・ロレンソと、チームメイトのダニ・ペドロサに先行を許してしまった。
しかしマルケスはすぐにフィールドを駆け上がり、9周目でペドロサをオーバーテイクし、それから4周後に同じスペイン人であるロレンソを捕らえてトップに踊り出た後はトップを守った。
残り2周の時点でペドロサがロレンソを抜いて、レプソル・ホンダの1・2となった。マルケスはそのままトップでフィニッシュして3連勝を成し遂げ、アメリカのレースでの初の全勝を記録した。
「レースの初めはホルヘが追い上げて来たが、僕はもう少しプッシュするようにした。バイクはとても良い感じで、そこから差を広げることができた。インディアナは走りを楽しめて気持ち良かったよ」とマルケスは語った。
勝利したマルケスは、8戦を残してペドロサに21ポイントの差で首位に立っている。その下で14ポイント差の3位となっているロレンソの連覇はより厳しいものとなった。
次の日曜日のレースであるチェコ・グランプリに参加する為、ライダー達はブルノへと向う。