関西国際空港、イスラム教徒向け設備を充実…祈祷室の増設やハラール料理

航空 企業動向
祈祷室を増設
祈祷室を増設 全 3 枚 拡大写真

新関西国際空港は、訪日イスラム観光客に対する満足度向上を図るため、関西国際空港で「祈祷室」を増設すると発表した。

関空では第1ターミナルビル4階の一般エリアに祈祷室を1か所設置しているが、第1ターミナル3階と第1ターミナル国際線の南北ウイング2か所の合計3か所を増設する。2014年3月までに整備し、順次運用開始する予定。

室内は全て「男女別室」とし、礼拝前に身体を清めるための「小浄施設」も設置する。

また、9月1日から、イスラム法で食べることが禁じられている食材を使用しない「ハラール料理」を、第1ターミナルビル内「特別待合室」や関空展望ホールSky View内「団体食事会場」などで提供するサービスを導入する。事前予約制。

また、アルコールは提供するものの、ハラール料理を提供する「ハラール認証レストラン」も展開する。11月1日からは、空港内16店舗の飲食店では「ポークフリー・アルコールフリーメニュー」を設定する。

関空では、イスラム教徒の多いマレーシアやインドネシアからの訪日観光客が大幅に増えている。11月にはエアアジアXがクアラルンプール線を現在の週4便からデイリー運航に、ガルーダ・インドネシア航空がジャカルタ直行便を開設するなど、今後も東南アジアからイスラム教徒の訪日観光客は増える見通しなため、受け入れ態勢を整える。

《レスポンス編集部》

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