JR北海道、10月も減便ダイヤ実施へ…「スーパーおおぞら」も一部運休を継続

鉄道 企業動向

7月に発生した特急『北斗14号』『スーパーおおぞら3号』の出火事故を受けて特急列車などの減便ダイヤを実施しているJR北海道は8月28日、引き続き10月31日まで減便ダイヤを実施すると発表した。9月30日までの減便ダイヤが既に発表されているが、さらに1カ月延長する。

運休列車は9月の予定と同じで、札幌~函館間の『スーパー北斗15号』『北斗5・11・19・4・8・14・20号』と札幌~稚内間の『サロベツ』、札幌~釧路間の『スーパーおおぞら5・9・4・10号』が、それぞれ運休する。

運休列車の代替となる臨時列車も9月とほぼ同じ。札幌~函館間では『北斗91・84号』を10月31日まで毎日運転する。また、キハ183系5000番台「ニセコエクスプレス」3両編成を使用する『北斗65・74号』と、キハ183系5200番台5両編成「ノースレインボーエクスプレス」の『北斗85・94号』も、土曜・休日を中心に運転する。

稚内方面では、キハ40系列などの一般形気動車2両編成を用いた臨時快速を旭川~稚内間で1往復運転し、札幌~旭川間の特急『スーパーカムイ17・40号』に接続する。札幌~釧路間では臨時列車を運転しないが、『スーパーおおぞら6号』を白糠、浦幌、トマム各駅に臨時停車させる。

JR北海道は『スーパーおおぞら3号』の配電盤出火について、ビスの緩みを原因とした調査結果を8月9日に発表しており、22日には一部のメディアが『スーパーおおぞら』全列車の運転を26日から再開と報じた。しかし翌23日、JR北海道は「第三者機関の評価」も受けるとして『スーパーおおぞら』の一部運休を継続すると発表。『北斗3号』のエンジン付近出火事故も原因が判明しておらず、減便ダイヤの長期化が見込まれる。

《草町義和》

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