中国地方の運休区間が拡大…東北の花輪線は9月4日再開へ

鉄道 企業動向

7月の水害により鉄道路線の一部運休が続いている中国地方で、運休区間が拡大した。8月24・25日に発生した大雨の影響で、山陰本線江津(島根県江津市)~浜田(浜田市)間19.0kmと三江線江津~三次(広島県三次市)間108.1kmが運休。現在は代行輸送が行われている。

国土交通省が28日15時現在の情報としてまとめたところによると、山陰本線江津~浜田間では敬川~波子間や下府~浜田間などで道床が流失。都野津~敬川間の水尻川橋りょうも橋台護岸壁が流失した。三江線は鹿賀~因原間の井原川橋りょうの橋脚1基が流失し、川平~川戸間や石見川越~鹿賀間でも土砂の流入などが発生している。

中国地方では7月28日の豪雨により山口線地福~益田間50.0kmと山陰本線益田~奈古間45.7kmで橋りょうが流失するなどの被害が発生し、現在も列車の運休とバスによる代行輸送が続いている。今回の運休区間を加えると、中国地方の運休路線は3線4区間の222.8kmとなった。

一方、8月9日の大雨の影響で運休が続いている東北地方の花輪線鹿角花輪~大館間は、復旧作業が順調に進んでいる。JR東日本盛岡支社によると9月3日までに復旧を完了し、翌4日の始発から運転を再開する予定。

《草町義和》

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