米貨物鉄道、空気抵抗減らす「斜め」コンテナ開発…2段積みコンテナ列車に搭載

鉄道 企業動向
ユニオン・パシフィック鉄道が開発した空気抵抗を減らすコンテナ。片側が大きく斜めにカットされ、機関車とコンテナ貨車の車高の段差をなだらかにつなぐ
ユニオン・パシフィック鉄道が開発した空気抵抗を減らすコンテナ。片側が大きく斜めにカットされ、機関車とコンテナ貨車の車高の段差をなだらかにつなぐ 全 2 枚 拡大写真

米貨物鉄道大手のユニオン・パシフィック鉄道は9月3日、コンテナ2段積みの貨物列車(ダブルスタックトレイン)の空気抵抗を減らし、燃費を向上させるためのコンテナを開発したと発表した。

コンテナは「Arrowedge」と名付けられ、社員が開発。内部に貨物は搭載しない。長さは48フィート(約14.6m)で、片側は通常のコンテナの高さ、反対側は大きく斜めにカットされ、くさび形に近い形状となっている。

コンテナを2段重ねに積んだ貨車は車高が先頭の機関車よりも高くなり、機関車とコンテナの間に段差が生じる。片側が斜めにカットされたコンテナを機関車の直後の貨車に搭載し、段差をなだらかにつなぐことで空気抵抗が減り、燃費の向上が期待できるという。

同コンテナは今月から、イリノイ州ジョリエットとカリフォルニア州ロングビーチを結ぶ大陸横断コンテナ列車に搭載される予定となっている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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