地中の配管劣化で歩道が陥没、落ちた母子が負傷

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3日午後6時40分ごろ、大阪府豊中市内の市道で歩道部分が突然陥没。自転車を押しながら歩いていた母子が陥没で生じた穴に転落する事故が起きた。母子は軽傷。マンホールのコンクリートが劣化して生じた空洞が陥没の原因とみられる。

大阪府警・豊中署によると、現場は豊中市岡上2丁目付近。35歳の女性が1歳の女児を抱き抱え、自転車を押した状態で歩いていたところ、歩道部分が約3m四方に渡って突然陥没。2人は陥没で生じた穴に転落した。

穴は深さが最大で約2.5mだったが、2人は浅い部分に落ちたため、打撲などの軽傷で済んだという。警察が道路管理者である豊中市の下水道管理課などから事情を聞いている。

現場の地中には1966年(昭和41年)ごろに敷設されたコンクリート製のマンホールがあったが、下部が軽年劣化で破損。周囲の土が配管に流れ出したことで歩道部分の地中に空洞が生じ、事故前の数日続いた雨の影響などでこれが拡大。地表面での陥没に至ったものとみられている。

同市では同時期に敷設された配管も劣化し、同様の空洞が生じているおそれがあるとして、緊急点検を実施する方針だという。

《石田真一》

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