【新聞ウォッチ】フランクフルトショー開幕、インフィニティなど“コンパクト高級車”披露

モータースポーツ/エンタメ 出版物
日産 リーフ(日産360)
日産 リーフ(日産360) 全 6 枚 拡大写真
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年9月11日付

●五輪社会基盤整備へ始動、成田・羽田発着枠拡大検討(読売・1面)

●尖閣国有化1年、日系企業なお中国不振、高島屋下方修正、車販売10%減(読売・9面)

●独フランクフルトで自動車ショー、EV・PHVに本腰、BMW・ワーゲン・ベンツ(朝日・6面)

●「RAV4」など87万台リコール、トヨタ、米とカナダ(朝日・6面)

●ハードル続々五輪、1000万人来場コンパクト五輪渋滞懸念(毎日・3面)

●無人運転100キロ走破、ダイムラー行動で世界初(毎日・7面)

●消費増税公算強まる、首相、経済対策で判断(産経・1面)

●ブラジルに乗用車新工場、ダイムラー(日経・9面)

●トヨタ「配当性向30%に」今期収益環境の好転で明示(日経・13面)

ひとくちコメント

「コンパクト五輪」を目指す2020年東京五輪の開催決定で日本は大はしゃぎだが、欧州のドイツでは世界三大モーターショーの一つ、フランクフルト国際自動車ショーが開幕。ここでも環境にやさしい「コンパクト」がキーワードになっているという。

きょうの朝日、毎日、東京、日経などの各紙が、フランクフルトショーに出展した各社の「コンセプトカー」などの特徴や見どころを紙上で紹介している。このうち、朝日は「欧州メーカー電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)を相次いで披露」と掲載。

日経は「小型車で欧州勢追撃」とのタイトルで、日産自動車がインフィニティで初の小型車を公開。トヨタ自動車もレクサスで小型ハイブリッド車を出展するなど「各社は小型高級車などの投入で需要を喚起する」と取り上げている。

東京も「スポーツも小型も環境車競演」としたほか、毎日は共同通信の配信で独大手のダイムラーが既存の衝突回避装置など市販車用の技術を使い、100kmを超す行動での「無人運転」に世界で初めて成功したと発表したことを報じている。

「無人運転」の試験走行といえば、日産が米カリフォルニア州のオレンジカウンティで開催中のグローバルイベント「日産360」で、『リーフ』をベースに車体に搭載した5つのカメラで車線や標識を読み取って速度や動きを制御する試作車を公開。筆者も同乗試乗をしてきたが、一言で表現をすれば「賢い」に尽きる。

例えば、走行中に、突然ダミーの人間が飛び出しても、素早く緊急回避したのには脱帽する。今のところ障害物の少ない高速道路走行には問題がないが、、条件が厳しい一般道の走行には課題も多いという。

それでも「東京五輪の開催と合わせたわけではないが、2020年頃までには実用化を目指す」(開発担当者)としており、マラソンの先導車などが「無人運転」になるのも夢ではなさそうだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る