大阪市交通局、御堂筋線で「復刻ラッピング列車」運転…往年の車両を再現

鉄道 行政
大阪市交通局が市営地下鉄御堂筋線で運行する「復刻ラッピング列車」のイメージ。
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大阪市交通局は9月9日、「復刻ラッピング列車」を16日から市営地下鉄御堂筋線で運行すると発表した。市営交通110周年記念事業の一環。過去の車両に施されていた塗装をラッピングで再現する。

大阪市の交通事業は1903年、日本初の公営電気軌道として路面電車(大阪市電)が開業。1927年には市営バスの営業を開始し、1933年に日本初の公営地下鉄である御堂筋線が開業した。市電は1969年に廃止されたが、現在は地下鉄と新交通システム、路線バスを運行しており、今年は市営交通の開業から110周年にあたる。

「復刻ラッピング列車」で使用されるのは10両編成の10系。1・10号車は市電最後の日に走行した3001形、2・9号車は地下鉄開業時に導入された100形、3・8号車は戦後初の新造車である500形のうち塗装変更後の姿、4・7号車は市営地下鉄の車両として初めて高架区間を走行した600形を、それぞれラッピングで再現する。

また、9月30日から放映されるNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」は大阪を舞台とし、市営交通もその背景として関わることから、5号車は「ごちそうさん」の番組イメージをデザインしたラッピングが施される。残る6号車はラッピングを施さない。

また、車内も広告スペースを活用し、市営交通の歴史をたどることができる「大阪市交通局ヒストリー」や、「大阪市交通局車両図鑑」などのポスターが掲出される。

運行期間は9月16日から約1年間の予定。初日は12時15分から45分まで御堂筋線なかもず駅の2番線ホーム北端で出発式が行われる。

《草町義和》

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