【コンチネンタル・テックライド2013】進むエンジンの電子制御化、これからのECUは

自動車 ビジネス 企業動向
コンチネンタル・オートモビル・テックライド2013
コンチネンタル・オートモビル・テックライド2013 全 6 枚 拡大写真

コンチネンタル・ジャパン パワートレイン部門の日本&ASEAN地域担当である田中昌一上級副社長から、パワートレインのマネージメントシステムにおけるこれからの展望を解説してもらった。

【画像全6枚】

それによると今後、新興国での需要増を背景に2025年までクルマの生産台数は増え続けると予測しているが、アイドリングストップ機構も持たない純粋に内燃機エンジンだけのクルマは1割程度までにまで減少するという。ただ、それでも内燃機を使ったクルマは全体の9割以上を占めており、EVはPHVを含めても6%に過ぎないと見ている。つまり、今後も駆動用モーターも含めエンジンの電子制御化は進み、高効率化によってクリーンな排気ガスと省燃費を進めていくというのが同社の予測なのである。

コンチネンタルはシャーシ技術だけでなく、エンジンのマネージメントシステムについても世界中の自動車メーカーに供給している。ECUやそれに付随するセンサー、アクチュエーターなどを生産するだけでなく、組み合わせるエンジンとのセッティング作業まで含めたパワートレーンの開発全体までカスタマーの要望に合わせて対応出来る、というのが同社の強みであると言う。

今後は、新興国でも厳しくなっていく排気ガス規制への対応とコストダウンをいかに両立していくかが、ポイントとなるようだ。

プレゼンが終了すると、会場の後ろに展示されたコンチネンタルの製品についても説明を受けた。

どこかでみたような縦置きCVTの本体には、制御用のECUが組み込まれて一体化している。摂氏145度まで耐えられる、耐熱性の高いECUを開発できたことがこれを可能にした。

通常ECUなどの基盤にはエポキシ樹脂を用いるが、それでは耐熱性が高くないので難しい。このECUの場合、基盤にはセラミックを使っていると言う。セラミックは耐熱性と絶縁性に優れた素材だ。もちろん基盤だけでなく、搭載されるCPUやメモリなども耐熱性が高いものを使わなければ安定した性能は実現できない。

ESCや自動ブレーキなどを制御するため、それぞれのタイヤ(ハブ)には回転を検知するセンサーが取り付けられていることはご存知だろう。ここで紹介されていたのは、現行の回転速センサーと次世代型。現行型でも本体は5~6mm四方で端子が伸びているが、次世代型はさらに小さい。2~3mm四方といったところだ。こうしたことで車体の軽量化が進むのだろう。

さらにはブレーキもアルミ合金製のブースターや、ブースター自体を不要とするポンプ内蔵でバイワイヤ型のブレーキシステムなど、軽量化やコストダウンを可能とする製品も並んでいた。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 雨の季節、濡れた傘をすっきり収納! 車内快適「傘入れ」[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. カーオーディオ用DSPコントローラー機能搭載USBプレーヤー「DSD-Z100」発売 イース・コーポレーション
  3. ダイハツ『ラガー』30年ぶり復活か?…土曜ニュースランキング
  4. トヨタ自動車、正社員の平均年収初の「1000万円超え」[新聞ウォッチ]
  5. 名車や希少車が! 移動自動車博物館、ミラフィオーリ2026開催
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. シトロエン『C3』新型にEV「e-C3」、航続388km…399万9000円から
  2. 「もはや地図事業だけではないHERE」…人とくるまのテクノロジー展2026初出展の背景を枝代表に訊ねる
  3. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  4. 英Parkopedia、新APIでEVの「充電不安」解消へ…公共充電器の最大43%が実質利用不可という業界課題に対応
  5. 6/23申込締切 次のステップを模索する中国自動車メーカーの戦略を俯瞰する
ランキングをもっと見る