野口宇宙飛行士、SEATEST訓練開始…チームワーク醸成

宇宙 企業動向

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、NASA(米航空宇宙局)の合意にもとづいて、野口聡一宇宙飛行士が、SEATEST訓練(スペース・エンビロメント・アナログ・フォー・テスティング・EVA・システムズ&トレーニング)に参加すると発表した。

SEATEST訓練は、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在に必要なチーム行動能力の向上を目的としたもの。NEEMO(NASA・エクストリーム・エンビロメント・ミッション・オペレーション)訓練で使用している海底実験室(アクエリアス)を使って、有人探査を模擬した条件下で、サンプル採取の最新手法やツール類の操作方法など、船外活動(EVA)タスクを評価する。ISSで使用されている体力訓練装置よりも狭いスペースで効果的な体力訓練が可能かどうか評価することなどを計画している。

これによって将来の有人宇宙探査などでの船外活動に向けた技術を評価するとともに、これらの活動を宇宙ミッションの類似環境下で行うことを通じて、チーム行動能力の向上を目指す。

訓練は9月4日から7日まで、米国フロリダ州で現地訓練を行った後、9月10日~14日までが潜水期間となる。米国フロリダ州キーラゴ沖の海底実験室で実施する。

コマンダー(リーダー)はNASA宇宙飛行士のジョー・アカバ氏で、野口JAXA宇宙飛行士のほか、ESA宇宙飛行士のアンドレアス・モーゲンセン氏、NASA宇宙飛行士のケイト・ルビンズ、技術支援員2人が訓練に参加する。

《レスポンス編集部》

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