マレーシアの鉄道開発、20年までに1600億リンギを追加投資

エマージング・マーケット 東南アジア

ナジブ・ラザク首相は9月10日に開幕した「レイル・ビジネス・アジア2013」において、2020年までの鉄道開発など関連のプロジェクトに追加で1600億リンギを調達すると明らかにした。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが報じた。

ナジブ首相によると、政府は1990年からこれまで鉄道開発に500億リンギ以上を投資した。これまで鉄道は不便で、トラックなどに比較すると柔軟性がないため鉄道産業はひっ迫していた。過去数年に渡り、効率化を図ることで復活したという。

ナジブ首相は、マレーシアを含めたアジアにおいて、鉄道網が拡大しているとコメント。今後の鉄道産業はコストを抑え、安全性や確実性の改善が必要だとの見解を示した。首都圏における大量高速輸送(MRT)プロジェクトでは、これまで13万人の雇用を見込んでおり、より多くの技術者が必要との見解を示した。研究・開発(R&D)、信号システムの製造、線路や施設、その他のインフラ整備の建設で特に人材が必要だと述べた。建設業開発局(CIDB)の訓練施設では人材育成の加速が見込まれており、公共陸運委員会(SPAD)やマレー鉄道(KTMB)でも人材育成のための取り組みを行っていると明らかにした。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  2. ダイハツ『ロッキー』改良新型、新グリルで表情変化...インドネシアで発表
  3. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. ハイエースが「移動リビング」に変身!カロッツェリアで車内体験を格上げする最短ルートPR
  6. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  7. ルノーの電動スーパーカー『5ターボ3E』、初の公開走行…ツール・ド・コルス優勝車カラーで登場
  8. 「バチかっこええ」日産『リーフAUTECH』新型のデザインにSNS注目! 651万円の価格には「すっかり高級車だ」の声も
  9. 2シリーズベースの『3』、BMW「325iSオマージュ」を南アフリカで発表…第2世代3シリーズに敬意
  10. ガソリンエンジンも復活へ...ポルシェ『ケイマン』次期型、デザイン細部まで丸わかり!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る