【フランクフルトモーターショー13】BMW、コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア 発表…小型MPVの市販に意欲

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BMW コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア(フランクフルトモーターショー13)
BMW コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア(フランクフルトモーターショー13) 全 7 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、BMWは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、『コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア』をワールドプレミアした。

2012年9月、BMWはパリモーターショー12に『コンセプト アクティブ ツアラー』を出品。同車は、BMWが近い将来、小型MPV市場への参入を示唆したコンセプトカー。コンパクトボディでありながら、広い室内空間を持たせたのが特徴で、BMWにとっては、全く新しいジャンルの車だった。

小型ボディで広い室内を実現するため、BMWは駆動方式に新たな試みを導入。BMWといえば、これまでFR駆動を基本としてきた。しかし、コンセプト アクティブ ツアラーについて、BMWは「エンジンは後輪を駆動せず、前輪を駆動する」と説明。BMWブランドとして初めて、FF方式を採用する。

今回、BMWが発表したコンセプト アクティブ ツアラー アウトドアは、コンセプト アクティブ ツアラーの発展バージョン。車名の通り、内外装を、アウトドアを意識したレジャービークルに仕立てた。室内には、2台の自転車が固定できる。

パワートレインに変更はなく、引き続きPHV(プラグインハイブリッド)。フロントに置かれた新開発の1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンが、前輪を駆動。リアアクスルに置かれるモーターが後輪を駆動する4WD。

エンジンとモーターを合わせたトータル出力は、190ps以上。0‐100km/h加速は8秒以下、最高速はおよそ200km/h。最大30kmをEV走行できる効果もあり、欧州複合モード燃費は約40km/リットル、CO2排出量60g/km以下という優れた環境性能を実現している。

BMWは、「コンパクトなボディに、とても広い室内空間。スポーツやレジャーに適した機能性も併せ持つのが、コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア」と説明している。

《森脇稔》

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