マレーシア日本人商工会議所が設立30周年 会員企業は574社に増加

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)は9月12日、クアラルンプール(KL)市内のホテルで設立30周年の記念式典を開催した。

1983年に創設されたJACTIMは、当初121社だった会員企業数が30年で574社にまで増加した。19の分科会に別れて活動を行なっている。マレーシア政府との対話の窓口としての活動のほか、1994年に創設した基金を通じて、マレーシアの文化・教育・社会への貢献も行なっている。寄付金額は累計550万リンギに上っている。

式典に先立つ記者会見の中で中村正人 会頭は、30年にわたる日本とマレーシアの経済交流を活発化に導いたJACTIMの活動内容について説明。マレーシアの経済成長で日本企業が恩恵を被ったこと、JACTIMがサービス・セクターでの自由化促進を働き掛けてきたことなどを説明した。また両国間貿易が、今後もさらに拡大するとの見通しを示した。

また中村会頭は、今年度予算案に盛り込まれる見通しの物品・サービス税(GST)について、企業負担が増加する分を緩和するためにマレーシア政府が法人税減税などの対策をとるべきとの考えを表明。インドネシアやタイなどの近隣諸国の経済成長に伴う賃金アップにより生じた相対的なマレーシアの競争力が強化されるチャンスが、先の最低賃金制度の導入やGST導入によって失われかねないと述べた。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  3. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  4. ペダル踏み間違えで発生した死亡事故、高齢の被告に実刑判決
  5. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  6. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  7. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  8. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  9. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  10. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る