【ITS世界会議13】渡邉会長「市民との連携でITSムーブメント起こす」

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ITS世界会議東京2013日本組織委員会の渡邉浩之氏
ITS世界会議東京2013日本組織委員会の渡邉浩之氏 全 3 枚 拡大写真

ITS世界会議東京2013日本組織委員会は9月13日、10月に開催される同会議の具体的な実施内容を公表する記者会見を開催した。

同会議は10月14日~18日の期間中、東京国際フォーラムおよび東京ビッグサイトで開催、このうち17・18日は一般公開日に設定されている。

会見では、各国から来日する交通政策策定者や産業界のオピニオンリーダーなどセッション登壇者や世界3極が連携して行う特別イベント、海外来場者向けアプリ「Con Navi」についての発表が行われた。

一般公開日に行われる東京都の公開トークセッションには17日にタレントの菊川怜さんが、18日にフリーアナウンサーの政井マヤさんが参加予定。また、高度運転支援、衝突回避、自動運転などのデモンストレーションも実施され、体験することが可能だ。

ITSジャパン会長で日本組織委員会委員長の渡邉浩之氏は「ITSの新しい技術には、世界の協調と市民の理解・賛同が必要。今回の東京会議は従来の専門家会議に加え、多くの方が参加可能な国際会議としての開催となる。インフラやイベントの充実にも注力する」と話した。

更に、「現在の自動車社会には様々な制約があるが、ITSや自動運転の技術が普及することで、老若男女が安心して運転できるようになる。誰にでも優しい車社会の実現はすぐそこにまで来ている。2020年のオリンピック開催時に向けて、ITSムーブメントを起こしたい」と語った。

また、事務局長の花井利通氏は「世界各国との議論に合わせ、今回は一般の方に参加していただくことで、直接意見を受け取り、技術面にもより確実に早く反映することが可能になる。個々の技術だけでは本当に安全なのかと不安に思われるかもしれないが、追従、停車、回避、完全自動運転という一連の流れを見て体験していただけるので、安心と理解を深められるのではないか」と述べた。

《吉田 瑶子》

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