JAXA、イプシロンロケット試験機、打上げ成功…国産固体ロケット技術結集

宇宙 テクノロジー
イプシロンロケット試験機
イプシロンロケット試験機 全 2 枚 拡大写真
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、内之浦宇宙空間観測所から惑星分光観測衛星(SPRINT-A)を搭載したイプシロンロケット試験機の打上げに成功した。

イプシロンロケットは、9月14日14時00分に正常に打上げられた。

イプシロンロケットは8月27日に打上げられる予定だったが、打上げ直前にロケット姿勢に関するデータに不具合を検知したため、自動停止した。このため、点検を実施して問題が無いことを確認して9月14日に打上げた。

イプシロンロケットは高性能と低コストの両立を目指す12年ぶりに開発された新時代の固体燃料ロケット。1段目にはH-IIAロケット用補助ブースターを活用、一方2段目と3段目には世界最高性能と言われるM-Vロケットの上段モータを改良して使った。

イプシロンロケットは、国産固体ロケット技術の集大成であり、ペンシルからM-Vまでの半世紀に蓄積された知恵と技術を込めて開発した。

打上げ費用は約38億円と旧型機の半分程度。組み立てや点検、運用が効率的で、高頻度の打上げが可能な次世代宇宙輸送システムとして今後、海外向けロケットビジネスとして売り込む。

《http://jaxa-2013.bmcdn.jp/epsilon-2013/player.html》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る