宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、イプシロンロケット試験機によって打上げた惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の愛称を「ひさき(HISAKI)」と命名したと発表した。
SPRINT-Aはイプシロンロケット試験機から正常に分離し、太陽電池パドル(SAP)も正常に展開した模様。現在、衛星の状態は正常としている。
SPRINT-Aの愛称を「ひさき」としたのは、イプシロンロケット試験機が内之浦宇宙空間観測所から打上げられたことから決定した。
内之浦の地名である「火崎」(津代半島の先端部の岬)は、内之浦で最初に朝日が当たる場所で、内之浦の新しい夜明けの象徴であること。また、内之浦の漁師が、漁の安全を祈願する場所で、内之浦を旅立つ、船の安全航行の象徴、突端であり、衛星形状のイメージとも合致することに由来する。
観測対象が、太陽(ひ)の先(さき)であることも考慮したとしている。