【R-M ベストペインターコンテスト】本番さながらのリハーサルで最終調整…世界大会来月に迫る

自動車 ビジネス 企業動向
R-M ベストペインターコンテスト13 リハーサル
R-M ベストペインターコンテスト13 リハーサル 全 18 枚 拡大写真

車両ボディ塗装技術の世界一を決定する「国際 R-M ベストペインターコンテスト 2013」。世界各国から集まったペインターがBASF社製の水性塗料を用い、凌ぎを削る。

【画像全18枚】

出場を来月に控え、この度日本代表の菅原健二選手(新和自動車)がリハーサルを行った。場所は横浜市にあるBASFの新羽リフィニッシュコンピテンスセンター。

二日間の日程のうち、一日目はこれまでトレーニングしてきた作業の内容を、BASFジャパンコーディングス事業部の門傳真木人氏と共に一から確認。二日目は独BASF本社からR-Mの使用方法を指導するグローバルヘッドトレーナーが訪れ、菅原選手と本番形式での実技を行った。

この日は気温29度、湿度40%というコンディションの中で行われたが、大会当日のフランスでは、気温・湿度共により低くなることも念頭に置いておかなければならない。塗料の乾燥にとって気候の把握は重要なポイントだ。また、道具も使い慣れたものではなく、実際に競技で使用される予定のサタ社製塗料カップを用い、作業を進めた。

基本となる「効率的塗装」の作業では、塗料の作成量や使用量、時間の短縮や仕上がりの完成度を確認していく。「審査員からは使用量、品質、膜厚を重視されている」と門傳氏からのアドバイスもあった。

菅原選手は、これまでのトレーニングについて「門傳コーチが自分の為に指導してくれているので、回を重ねるごとに日本の代表としての意識が高まってきた。作業方法についても他の会社の人がどのように行っているかなど、貴重な話も聞くことができ、いい刺激受けられたと思う」と語った。

また、「今回のリハーサルは、初めて作業する場所や普段と違う道具に苦労しているが、本番を想定した良い機会。来月の大会では落ち着いて取り組みたい」と話した。

世界大会は10月9日と10日に、フランスのR-Mクレルモン研修センターで開催される予定だ。

《吉田 瑶子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る