マセラティの新型SUV、レバンテ …生産拠点は米国からイタリアに変更へ

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マセラティのSUVコンセプト、クーバン。市販版はレバンテを名乗る
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イタリアの高級車ブランド、マセラティが2014年に市販予定の新型SUV、『レバンテ』。同車の生産拠点が、変更されることが分かった。

これはUILM(イタリア機械工業労働者連合)が明らかにしたもの。マセラティブランドを傘下に持つイタリアの自動車大手、フィアットとの間で、「イタリア・ミラフィオーリ工場に、フィアットが10億ユーロを投資することで合意した」と発表している。

イタリア北部に位置するミラフィオーリ工場は、フィアットの主力工場。同工場への10億ユーロの投資は、マセラティの新型SUV、レバンテの生産に向けた準備に充当されるという。

ところで、このレバンテ、これまではマセラティの親会社、フィアットと提携関係にあるクライスラーグループの米国デトロイト・ジェファーソンノース工場で組み立てられる計画だった。レバンテが、ジープ『グランドチェロキー』と車台を共用していることが理由。

しかし、ここに来ての方針転換。欧州での販売不振によって、稼働率が低下しているフィアットのイタリア国内工場の稼働率を引き上げ、投資によって競争力を高める狙いがあると見られる。

《森脇稔》

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