アウディのドイツ本社は9月9日、8月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数はおよそ11万8650台。前年同月比は9.8％増と、引き続きプラスを維持する。
市場別では、信用不安の欧州が、前年同月比3.4％減の4万6100台と、6か月連続で前年実績を下回った。このうち、地元ドイツは5.2％減の1万9131台と、6か月連続で前年実績を割り込む。
ドイツに続いたのは英国。8月は4466台を売り上げ、前年同月比は7.8％増と8か月連続で増加した。フランスは3563台にとどまり、前年同月比は3.9％減。スペインは4.9％減の2159台と、3か月連続で前年実績を下回る。イタリアは2.7％増の2473台と、7か月ぶりに回復。ロシアは6.9％減の2767台と、マイナスに転じた。
アジアパシフィック地域は8月、前年同月比22.4％増の4万9550台と、6か月連続の2桁増。このうち、中国（香港を含む）は4万2778台を売り上げ、前年同月比は22.9％増と6か月連続で増加した。米国は1万4005台を販売。前年同月比は21.5％増と、32か月連続で前年実績を超えている。
車種別の8月実績は、新型『A3』シリーズが人気。8月は全世界で約1万4150台を販売。前年同月比は16.6％増と伸びた。SUVの『Q3』も、45％増の約1万0750台と好調。『Q5』も40.9％増の約1万9800台と支持を集めた。
アウディの2013年 1‐8月世界新車販売は、前年同期比7.2％増のおよそ103万0450台と、過去最速で100万台を突破。同社のルカ・ディ・メオ営業担当取締役は、「9月中に欧州で重要車種の『A3セダン』を発売する」と述べている。
