ボーイング、787-9ドリームライナーの飛行テストプログラムを開始

航空 企業動向
初飛行を行う787-9ドリームライナー
初飛行を行う787-9ドリームライナー 全 2 枚 拡大写真

ボーイングは9月17日、同社の787-9ドリームライナーが2014年中頃の認可と納入に向けて、包括的な飛行テストプログラムを開始したことを発表した。

ボーイング特有の新しい塗装が施された効率的な787系列の最新モデルは、午前11時2分にワシントン州エベレットから離陸し、5時間16分の飛行を行った後、午後4時18分にシアトルにあるボーイングの滑走路に着陸した。

「本日の初飛行はパートナーを含む我々のチームに重要な指標を示した。我々の顧客が787-9を飛行させることを心から誇りに思い、来年にはニュージーランド航空に最初の航空機を納入することを楽しみにしている」とボーイング商用航空機の社長兼CEOであるレイ・コナー氏は語った。

787-9の上級プロジェクト・パイロットであるマイク・ブライアンと787主任パイロットのランディー・ネビルは北に向かって飛行し、2万400フィート(6218キロメートル)の高度と250ノット(463キロメートル/時)の飛行速度に達し、両方のキャプテンが航空機のシステムと構造のテストを行う間、積載装置はリアルタイムのデータをシアトルの地上にある飛行テストチームに送信した。

2機のロールスロイス・トレント1000エンジンによって推進力を与えられる787-9は、他の2機の航空機に合流を受け、その内の1機はジェネラル・エレクトリック社のGEnxエンジンを搭載している。これらの航空機はボーイングのエベレット工場にて、組み立ての最終段階にある。来る数ヶ月の間に、編隊は各種のテストの対象となり、航空機のデザインにおける安全性と安定性を実証する環境に置かれる。

《河村兵衛》

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