ボーイング、2015年にC-17グローブマスターIIIの生産を完結

航空 企業動向
C-17グローブマスターIII
C-17グローブマスターIII 全 2 枚 拡大写真

ボーイングは9月18日、2015年に『C-17グローブマスター』の生産を終了し、カリフォルニア州ロングビーチにあるC-17最終組み立て工場を閉鎖することを発表した。

【画像全2枚】

ボーイングはパフォーマンスをベースとした後方支援契約である、C-17グローブマスターIII統合定着化プログラム(GISP)の一部として、世界中のC-17編隊に納入後のサポートを引き続き行う。

「我々の顧客はとても困難な資金環境に直面している。C-17の機能への要求が高い中、資金は生産ラインをオープンし続けるだけの追加購入をサポートすることができない」とボーイング防衛・宇宙及び安全の社長兼CEOであるデニス・ミュイレンバーグ氏は語った。

ロングビーチとジョージア州マコン、アリゾナ州メサとセントルイスにあるC-17生産プログラムを支えるほぼ3000人の従業員達が、2014年から開始される工場の閉鎖に伴って職を失うこととなる。ボーイングは求職資源や資金相談、退職セミナーを行うと共に、可能性のある仕事を会社の内外で探し求める補助をして、従業員達に援助を提供する。

このC-17生産打ち切りの決断は、44州にある650以上のサプライヤーにも影響を及ぼし、ボーイングとサプライヤーの持つ約2万人の雇用が喪失することとなる。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  4. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  5. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る