インドネシアで開幕したジャカルタモーターショー13。マツダは『ビアンテ』をメインに据え、『CX-5』や『マツダ6(日本名アテンザ)』などを出展している。プレスカンファレンスでもビアンテの周りを数組の家族が取り囲む演出で、ファミリーユーザーにアピールした。
現在マツダのインドネシアにおける販売台数は全モデルトータルで月300台ほど。今後の販売目標について、マツダ・モーター・インドネシアの奥江敬三社長は「ここに来て金利の上昇など経済面で楽観視できない部分もあるが、2、3年は伸びていくと思う。志を高く持って年間1万6000台を目指す」と語った。ディーラー店舗数も年内には現時点の38から44に伸ばし、拡大していく予定。
また、「"運転するのが楽しい"、"自分の個性を主張したい"という方々に求められるようなラインナップを揃えている。シェア拡大という目標はあるが、マツダを愛してくださる方にフォーカスして訴求したい」(奥江氏)と述べた。
日産やトヨタなどにSUVやミニバンなどの競合モデルが存在するが、同社はSKYACTIVと"魂動"デザインで差別化をはかる。壇上のマツダ6、CX-5の赤いカラーにもこだわりを持っているという。
更に、ローコストグリーンカー(LCGC)政策適合車を投入する予定はなく「訴求すべきお客様もセグメントも全く違うので心配はしていない。我々らしいマーケティング活動していけば理解してもらえると考えている」(奥江氏)とした。