JR東日本、特急「あかぎ」に指定席設定…チケットレスサービスも導入

鉄道 企業動向

JR東日本高崎支社は9月19日、新宿・上野~高崎・新前橋・前橋間を結ぶ特急『あかぎ』の普通車に指定席を設定すると発表した。11月18日発車分から設定する。

現在の『あかぎ』はグリーン車を除き全車自由席。高崎支社によると「確実に着席したい」といった利用者の声を受けて指定席を設定することにしたという。指定席となるのは3号車の1両だけだが、14両編成の『あかぎ1・4号』は3号車と10号車の2両が指定席になる。

利用に際しては乗車券と指定席特急券が必要。定期券と指定席特急券の組み合わせでも利用できる。指定席特急料金の金額は大人の場合、50キロまでが1010円、100キロまでが1410円、150キロまでが1810円となる。

JRの指定席特急料金は地域別のA料金とB料金、時期別の通常期と繁忙期、閑散期の区分があり、運行地域や乗車時期によって金額が変わるが、『あかぎ』は「通勤でご利用になるお客さまが多い」(高崎支社)ことから年間を通じてB特急料金の通常期料金に統一し、分かりやすい料金設定にする。

また、同社が『成田エクスプレス』に導入している「えきねっとチケットレスサービス」を『あかぎ』にも導入する。利用開始は11月17日5時30分から。携帯電話やスマートフォンの操作で指定席特急券を購入し、紙の切符を受け取ることなく『あかぎ』の指定席が利用できるようになる。チケットレスサービスを利用した場合、指定席特急料金は大人の場合で一律300円の割引となる。

このほか、車内改札の省略も実施。『あかぎ』と上野~万座・鹿沢口間の『草津』では、指定席特急券の所持者とチケットレスサービス利用者について車内改札を省略する。自由席の利用者は引き続き車内改札を行う。

《草町義和》

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