ボンバルディア、豪ゴールドコースト向けLRVを納入…サーフボードラックを装備

鉄道 企業動向
ボンバルディアが豪ゴールドコーストのLRT向けに製造した低床電車「FLEXITY 2」
ボンバルディアが豪ゴールドコーストのLRT向けに製造した低床電車「FLEXITY 2」 全 2 枚 拡大写真

ボンバルディア・トランスポーテーションは9月20日、来年運行開始予定のオーストラリア・ゴールドコーストのライトレール(軽量軌道交通)から受注した低床路面電車の第1陣を納入したと発表した。「路面電車としては世界初」というサーフボードラック装備が特徴だ。

車両は同社が開発した「フレクシティ2(FLEXITY 2)」と呼ばれるタイプで、7車体連接の完全低床車。編成全長は43.4m、幅は2.65mで、ブルーとゴールドの塗装はゴールドコーストのイメージカラーにちなんでいる。マリンリゾートを走る路線ならではの設備として、路面電車では世界初というサーフボードラックを設けているほか、夏の暑さに対応し、同タイプの路面電車としては最も強力なタイプのエアコンを搭載している。

電車は14編成が導入される予定で、今回公開された第1編成は9月10日に製造地のドイツからオーストラリアに到着。すでに6編成は同国に向け輸送中で、残りの編成も来年初頭には納入されるという。

ゴールドコーストのライトレールは最初の区間が2014年半ばに運行開始予定。運行はボンバルディアや仏国鉄グループの交通企業ケオリス(Keolis)などでつくる「GoldLinQ」社が、地元のクイーンズランド州政府と18年契約で行う。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 洗車で「水シミZERO」、水道に取り付けるだけで純水を生成…サンコーが発売
  2. 【アウディ A5セダン 新型試乗】4ドアクーペ風にあえてしなかった見識に拍手…島崎七生人
  3. スズキ『アルトラパン』が10年目のビッグマイチェン! 開発者が語る「長く愛される理由」と、それでもデザインを大刷新したワケ
  4. 極限の軽量ホイール革命!レイズ ボルクレーシング『CE28N-plus SL』が示す究極の走行性能PR
  5. 台風や秋雨対策に、大型サイドミラー対応の超撥水ガラスコート「ゼロワイパー」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る