トヨタ自動車の従業員ボランティア支援窓口である「トヨタボランティアセンター」は、開設20周年を記念した「チャリティーウォーク 帰宅困難者体験」を11月16日に開催する。
それに先立ち、9月25日より「チャリティーウォーク 帰宅困難者体験」の募集を開始した。
同イベントは、南海トラフ巨大地震などの震災に備え、公共交通機関や自家用車などが使用できない際の、帰宅困難者の長距離徒歩体験として実施するもので、トヨタ本社(豊田市トヨタ町)からトヨタスポーツセンター(同保見町)まで約20kmの徒歩移動や通過する工場での災害疑似体験などを通じて、防災・減災に対する参加者の意識を高めることを目的としている。
参加者はトヨタグループ関係会社従業員、家族、OB・OGのほか、小学5年生以上の一般参加者も募集し、当日の運営はボランティアを中心に行う。
ウォーキングコースは、トヨタ本社をスタート地点とし、元町工場、三好工場、貞宝工場を経由して、トヨタスポーツセンターがゴール地点となる。ゴール周辺では、炊き出しや東北物産展なども開催する。また、三好工場をゴール地点とした気軽に参加できる約7kmのコースも同時に設定している。
参加費は、東日本大震災復興支援のための義援金として、岩手県気仙地区の学校に寄贈することを予定している。