千葉交タクシー、香取市でデマンド型の乗合タクシーを試験運行…循環バスの代替

鉄道 企業動向
10月1日から運行を開始するオンデマンド型乗合タクシーの香取市乗合タクシー。小見川循環バス東南ルートの代替として試験運行する。
10月1日から運行を開始するオンデマンド型乗合タクシーの香取市乗合タクシー。小見川循環バス東南ルートの代替として試験運行する。 全 2 枚 拡大写真

京成グループの千葉交タクシーは、10月1日から千葉県香取市でデマンド型の乗合タクシー「香取市乗合タクシー」の試験運行を始める。運行を休止する循環バスの代替交通機関となる。

運行区域は現在の小見川循環バス東南ルートの地域とし、鉄道駅や小見川支所、病院、ショッピングセンターなどの主要施設を結ぶ。運行本数は平日のみ1日9便で、8時から17時まで1時間あたり1便の運行。車両は運転手を除き4人まで乗車できるセダン2台を使用する。運賃は大人400円、中高生200円、小学生100円。12枚つづりの回数券(4000円)も車内で発売する。

利用できるのは運行区域内の居住者に限られ、あらかじめ香取市役所企画政策課で利用者登録を行う必要があるが、この登録によって自宅を乗降場所として利用することができるようになる。利用に際しては1時間前までに電話による予約が必要。ただし8時便と9時便のみ前日までの受付となる。

香取市は多数の循環バスを運行しており、合併前の旧・小見川町内では東南ルートと西ルートの2系統が設定されている。このうち東南ルートは道幅が狭く運行ルートが限定され、停留所も集落から離れた場所に設置せざるをえず、利用者が少ないといった問題を抱えていた。

こうしたことから香取市は東南ルートの運行を休止し、その代替として千葉交タクシーがデマンド型の乗合タクシーを運行することになった。千葉交タクシーは「集落が分散している地区や道幅がせまい地区など従来のバスでは対応が困難な地域を中心に運行し、利便性向上を図る」としている。

《平泉翔》

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