【メルセデスベンツ G 350 ブルーテック 発売】実売価格以上に高価という感覚を払拭

自動車 ニューモデル 新型車
メルセデスベンツ・G 350 ブルーテック
メルセデスベンツ・G 350 ブルーテック 全 6 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本の「G350ブルーテック」は、新規ユーザー獲得という使命を帯びて導入されたクルマだ。

新規ユーザーについて、同社商品企画・マーケティング部の江上浩史さんは、「『Gクラス』に憧れてはいるものの、(金額的に)手が出ない。あるいは、左ハンドルだから乗りづらいというユーザー」だという。

江上さんは、「Gクラスの中古車は非常に需要が高く、その理由は長年デザインが変わらずに、愛されるようなモデルだから」と述べる。従って、「1000万円を切るエントリーモデルを用意することで、これまで手の届かなかったユーザーに、新型モデルを購入してもらえるのではないか」と話す。

同社企業広報課の松浦友香さんは、Gクラスに限らず、メルセデス・ベンツ日本の新規ユーザー獲得のための価格戦略を挙げ、「(メルセデスベンツは)実際の価格よりもさらに上の値段だろうと思い込んでいるユーザーが多数いる。そこで、値下げではなく、よりお求めやすいエントリーモデルを設定することで、ショッピングリストに載せてもらうように、全車種で展開しています。その結果、これまでメルセデスベンツは絶対に手が届かないと思い込んでいた新規ユーザーにも(実際の価格を知ることで)検討してもらえるのでは」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る