オービタル・サイエンシズ、シグナス補給船の打上げ成功、ISSへの接合は9月28日以降に延期

宇宙 企業動向
シグナス補給船を搭載したアンタレスロケットの打上げ(出典JAXA/NASA/Bill Ingalls)
シグナス補給船を搭載したアンタレスロケットの打上げ(出典JAXA/NASA/Bill Ingalls) 全 1 枚 拡大写真

米国のオービタル・サイエンシズ(OSC)が開発したシグナス補給船の実証機が、同じく同社が開発したアンタレスロケットにより9月18日、米国バージニア州にあるNASA(米航空宇宙局)ワロップス飛行施設から打上げられた。

シグナス補給船は国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を補給するのが目的。ISSへの結合は9月22日に予定されていたが、米国時間の9月28日以降に延期されている。

今回のミッションは、シグナス補給船による物資の補給運用に問題がないことを実証するためのデモフライト。OSCは、NASAとの契約に基づきシグナス補給船を開発し、打上げからミッション終了までの運用も請け負う。

シグナス補給船は、日本が開発した「こうのとり」と同じ方式でISSとのランデブ・結合し、ISSへの接近/離脱時には、「きぼう」日本実験棟船内実験室に搭載されている近傍通信システム(PROX)を利用する。

また、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、PROXの動作を確実に保つことでシグナス補給船の運用を支援。

今回のデモフライトが成功すれば、今後、シグナス補給船による商業輸送が開始される予定だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る