近鉄と四日市市、内部・八王子線の公有民営化で合意…2015年春移行へ

鉄道 企業動向
近鉄内部・八王子線の路線図。近鉄四日市~内部間の内部線と日永~西日野間の八王子線で構成される。
近鉄内部・八王子線の路線図。近鉄四日市~内部間の内部線と日永~西日野間の八王子線で構成される。 全 1 枚 拡大写真

近畿日本鉄道(近鉄)は9月27日、路線の存廃問題が浮上していた三重県四日市市の内部・八王子線について、公有民営方式による存続を図ることで四日市市と基本的に合意したと発表した。2015年春頃をめどに公有民営方式に移行する。

現在の内部・八王子線は、近鉄が線路施設と車両を保有して列車の運行を行っているが、公有民営方式への移行により四日市市が線路施設と鉄道車両を保有。近鉄と四日市市が出資して設立する新会社が、四日市市から施設と車両を借り入れて運行する。鉄道法規上は四日市市が第3種鉄道事業者、新会社が第2種鉄道事業者となる。

経営の悪化から公有民営方式に移行した鉄道路線としては、若桜鉄道が鳥取県の若桜町と八頭町から施設を借り入れて列車を運行している若桜線と、信楽高原鐵道が滋賀県甲賀市から施設を借り入れている信楽線がある。

《草町義和》

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