【トヨタ クラウン マジェスタ 新型発売】王冠復活「立ち位置を明確に」

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ 新型 クラウン マジェスタ
トヨタ 新型 クラウン マジェスタ 全 12 枚 拡大写真

トヨタ自動車が9月9日に発売した新型『クラウン マジェスタ』は3世代ぶりにクラウンの王冠エンブレムが復活した。製品企画を担当した岩月健一主幹は「今回はトップオブクラウンという初代の誕生時に戻って改めて新しいスタートを切ろうと考えた」と明かす。

岩月氏は「マジェスタの歴史を振り返ると、3代目までは王冠をつけてトップオブクラウンとして進んだが、4代目の時にレクサス店の日本導入を控え、トップオブトヨタという位置づけに変えてエンブレムもトヨタマークにした。それが5代目にも継承されたが、トップオブトヨタといいながらも車名はクラウン マジェスタで、クラウン マジェスタを名乗っていてもクラウンのロゴが先代ではライセンスガーニッシュに小さく入っているだけと、位置づけがものすごく曖昧になってしまった」と振り返る。

さらに「先代マジェスタが受け入れられて街中にマジェスタだらけということであればキープコンセプトというのは正直あったと思うが、やはりそうではなかった。価格レンジも異様に広く、本当にこの車が狙うところはなんだろうと我々も曖昧だと思っていたのと同時に、お客様も良くわからない車だと思われていたはず。やはりあまり選択して頂けないということになってしまった」とも。

このため「マジェスタのモデルチェンジではあるが、やはりクラウンファミリーだという立ち位置を明確にすることが非常に大事だということは最初から考えてやった。とにかく今回はわかりやすくした」と語る。

トップオブクラウンとしての特徴について岩月氏は「3.5リットルV6のハイブリッドはクラウンファミリーのロイヤルもアスリートも持っていない。まずユニットはものすごいパワーがあり、全く違う。ボディも違っていてリアのキャビンを75mm延長したロングボディ。さらにフロントフェイスの差別化、リアの内装を充実することで後席のおもてなし感を向上させたことがトップオブクラウンたるところ」と解説した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. スズキの人気トールワゴン『ソリオ』開発責任者が語る、「顔だけじゃない」マイナーチェンジの真価
  4. ポルシェ『911』がオフロード車に! 独ルーフが『ロデオ』量産モデルを初公開
  5. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る