【ジャカルタモーターショー13】新発表の2モデル登場で賑わうホンダブース

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インドネシアで人気のLMPVのカテゴリーに投入した「モビリオ」は注目の的
インドネシアで人気のLMPVのカテゴリーに投入した「モビリオ」は注目の的 全 12 枚 拡大写真

注目のLMPV(Low Multi-Purpose Vehicle) コンセプト『モビリオ』や、既に発売が決まったLCGC(Low Cost Green Car)適合車『ブリオ・サティオ』を一目見ようとホンダ・ブースは大勢の人で埋まった。

ホンダはインドネシア国内において、2016年までに現在の年間7万台の販売台数を30万台にまで引き上げる計画を明らかにした。両車はその中心となるインドネシア専用車。それだけにホンダの意気込みを実感できる展示となった。

『モビリオ』は全長を、ライバルの大半が4m以内としているのに対し、あえて4.3mにまで拡大。3列目シートでもゆったりと乗れるよう配慮している。それでも現地でニーズが高い4m40cmの枠内に収め、最低地上高もインドネシア国内の路面状況を考慮して185cmとやや高めにするなど、使い勝手を高めたLMPVとする。搭載エンジンは1.5リットルのi-VTECガソリンエンジンで、生産は2014年1月よりインドネシア国内で行う。

『ブリオ・サティヤ』は、インドネシア政府が推進するLCGC政策に適合するホンダの第1号車で、タイで生産していたアジア戦略車「ブリオ」がベースとなる。4気筒1.2リットル i-VTECエンジンを搭載し、優れた燃費性能も自慢だ。グレードはベースのタイプAの他、ボディ同色ミラーを装備したタイプS、CDレシーバーを備えたタイプEの3タイプ。生産はインドネシア国内で行い、部品の現地調達率は85%を達成しているという。

ブリオ・サティアは樹脂製リアハッチが最大の特徴。極薄のハッチを開けたスペースは小さめのトランクなら入るが、実用を考えると少々狭い感じはする。リアシートは分割しないが、インドネシアではこれが標準的な仕様となる。車内はシートや内張を明るいベージュ色、ダッシュボードやドアグリップ付近をグレー色としたツートーンの配色。リアシートはヘッドレスト一体型で充分な広さを感じた。なお、タイで生産していたブリオは上級グレードの「ブリオ・スポーツ」として販売される。

《会田肇》

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