【トヨタ クラウン マジェスタ 試乗】最上級車らしい走りの説得力…島崎七生人

試乗記 国産車
トヨタ クラウン マジェスタ
トヨタ クラウン マジェスタ 全 8 枚 拡大写真

トヨタの最上級セダンにして、最上級ハイブリッド車。新登場の『クラウン マジェスタ』は、なかなかの重責を背負ったポジションに置かれた。

【画像全8枚】

非常に手堅くまとめられたのも、立ち位置を考えてのことだろう。個人的には「ロイヤルがクラウンの王道を行くなら、いっそ“洋風”に個性を振ったらどうか?」とも思った。が、実車に接すると、無言のうちに説得されてしまう感じ。派手さは抑えつつも「ロイヤル」よりさらに上級、上品に見えるルックスは、さすがというほかない。独自の縦パターンのグリル中央の“王冠マーク”は、2世代続いたトヨタマークから久々に戻されたものだ。

「ロイヤル」より全長とホイールベースが75mmだけ長いが、ぱっと見て、あまり差は実感しない。ただし後席に乗り込めば、空間のゆとりの差が肌で実感できる。

インパネまわりは「ロイヤル」系に準じている。中央のモニターの“起動画面”で王冠が現れるのも同じ。その下のタッチ画面は、走行モードを切り替える際に使うが、直感操作が可能で、ドイツ車などと同様、各機能で切り替わった箇所が絵表示で色分けされ、わかりやすい。

V6の3.5リットル(292ps/36.1kgf-m)エンジンと電気モーター(200ps/28.0kgf-m)を組み合わせたハイブリッドシステムは「ロイヤル」「アスリート」の直4とは、エンジンとパフォーマンスで差をつける。事実、意識的にアクセルを踏み込み、ハイブリッドインジケーターの“POWER”領域で走りと、加速も相当に力強い。EV走行は40km/h手前程度まで可能。乗り味はしっとりとした味わい。静粛性の高さもクラスに相応しいものだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ『ミッションS』世界初公開、911を超える新型スーパースポーツに
  2. 英トヨタ、『Top Gear』伝説の耐久試験を再現…新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下
  3. ホンダアクセス、フランツシステムを最新『フィット』に対応…両上肢不自由な方向け足操作の運転補助装置
  4. 「何度見てもかっこいい」アルファロメオの観音開きクーペ『クオーレロッソ』にSNSで反響!
  5. スバル『BRZ』に「ZC15」、専用セラミックホワイト×ブロンズの限定300台…2027年初頭米国発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 物流のAI革命「ロジスティクス4.0」の先にある商用車の新ビジネス…ローランド・ベルガー 小野塚征志氏[インタビュー]
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る