【NASCARネイションワイド 第28戦】トヨタ、ブライアン・ヴィッカーズが4位

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ブライアン・ヴィッカーズ(トヨタ)
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9月28日、NASCARネイションワイド・シリーズの第28戦「5-hour ENERGY 200」がドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催された。

28日の決勝レースを前に12時5分より予選が行われ、ルーキーのアレックス・ボウマンが2列目4番手。カイル・ブッシュとマイク・ブリスが5・6番手で続き、13台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

予選に続き、15時56分にコンクリート舗装の1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。5番手スタートのKy.ブッシュは、序盤から好調に順位を上げていき、18周目に首位を奪取。25周目にスピン車両によりこの日初めてのイエローコーションが出されたが、上位勢はピットインせず。Ky.ブッシュは首位を守って再スタートを切った。

36周目にもクラッシュ車両でイエローコーションとなったが、無給油で70周以上走れるドーバーで、首位のKy.ブッシュはここでもコース上に残る選択。しかし、続く上位勢の数台がピットへ向かい、戦略が分かれた。

序盤の40周で2回のアクシデントが発生したが、その後はイエローコーションが出ない展開。首位を快走し、一時は2位に6秒以上もの大差をつけていたKy.ブッシュだったが、88周目にグリーン下でピットイン。周回遅れの23位まで後退してしまった。

イエローコーションの出ない状況はその後も続き、先のコーションでピットインしていた車両も110周を過ぎたあたりからグリーンピットを開始。121周目にはKy.ブッシュが再び首位に返り咲いた。

しかし、Ky.ブッシュは必ずもう一回給油のピットインを行わなくてはならないのに対し、ブライアン・ヴィッカーズやエリオット・サドラーを含む、2回目のコーションでピットインしていた車両は、ぎりぎり最後まで走り切れる計算。後半戦は燃費戦の様相を呈してきた。

Ky.ブッシュは175周目にグリーン下でピットインし、周回遅れの15位へと後退。この時点で、長いグリーンランにより、首位と同一周回走行車両は、わずか6台となっていた。首位と同一周回の5位、6位につけていたヴィッカーズとサドラーだったが、後方には首位の車両が迫っており、サドラーはまもなく周回遅れに。

その後、ピットインした車両があったため、ヴィッカーズが4位、サドラーが5位へとポジションを上げ、そのままチェッカー。パーカー・クリガーマンが7位。終盤追い上げたKy.ブッシュが8位。ブリスが10位でフィニッシュし、“トヨタ カムリ"は5台がトップ10フィニッシュを果たした。

次戦第29戦は10月5日、カンザス・スピードウェイで行われる。

■第28戦 決勝結果
1位:ジョーイ・ロガーノ フォード 2位:カイル・ラーソン シボレー
3位:ケヴィン・ハーヴィック シボレー
4位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ
5位:エリオット・サドラー トヨタ
6位:オースティン・ディロン シボレー

■ドライバーズポイント
1位:サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 989P
2位:オースティン・ディロン シボレー 985P
3位:エリオット・サドラー トヨタ 947P
4位:リーガン・スミス シボレー 946P

5位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 942P
6位:ジャスティン・アルゲイヤー シボレー 919P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:フォード 193P
2位:トヨタ 183P
3位:シボレー 156P
4位:ダッジ 42P

《纐纈敏也@DAYS》

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