【IIHS衝突安全】キャデラック ATS と SRX、前面衝突回避性能テストで最高評価
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IIHSの新試験プログラムは、中型乗用車とSUVを対象に初めて実施。前面衝突予防システムをオプション/標準装備する車種に関して、自動ブレーキ機能の有無や自動ブレーキの検証テストを行ったうえで、衝突回避性能を「スーペリア」、「アドバンスド」、「ベーシック」の3段階で評価するもの。
このテストでは、先行自動車のリア部分に見たてた静止目標に向かって、IIHSのエンジニアがテスト車を走らせ、自動ブレーキによる減速性能を検証する。最高評価の「スーペリア」を獲得するには、自動ブレーキ試験で4‐5ポイント、前面衝突警報付車両への1ポイントの加算を含め、総合5ポイント以上(最高6ポイント)が必要とされる。
米国向けのキャデラックATSとSRXには、「フォワード・コリジョンアラート」を標準装備。レーダーとカメラを使って、前方で衝突が起こりそうなると、ドライバーに事前に警告を発するシステム。これに、「オートマチック・コリジョン・プリパレーション」と呼ばれる自動ブレーキを追加した車両で、IIHSはテストを実施した。
その結果、キャデラックATSとSRXは、自動ブレーキ試験で4ポイント、前面衝突警報付車両への1ポイントの加算を含めて、総合で5ポイントを獲得。IIHSから最高評価の「スーペリア」と認定されている。
《森脇稔》