三菱重工、海洋研究開発機構から海底研究船を受注

船舶 企業動向

三菱重工業は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)から海底広域研究船の建造を受注したと発表した。今年度中に下関造船所(山口県下関市)で着工し、2015年度末に完工する予定。

海底広域研究船は、海底資源の広域調査を効率的に推進するとともに、鉱物・鉱床の成因や生成条件の解明を行うなどの総合的な調査が可能な研究船。

全長約100m、幅約19mで、総トン数は約5500トン。地殻構造調査用の地震探査システム、海底地下試料採取用の大型ピストンコアラー、海底設置型掘削装置、遠隔操作型無人探査機(ROV)、自律型無人探査機(AUV)といった調査機器の運用が可能で、海底資源の調査研究を効率的に実施する。

航海速力は約12ノット。定員は65人。

また、船は採取した試料を新鮮なまま分析・解析することが可能な洋上研究ラボも搭載する。

同社は今後、海底広域研究船の建造に注力することで、日本の海洋資源の調査研究に貢献していくとともに、船建造で培われる技術力を活かし、調査研究船の商談に積極的に取り組む方針。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る