ワルシャワ地下鉄のシーメンス新型車、営業運転認可…次世代車「Inspiro」の第一弾

鉄道 企業動向
ワルシャワ地下鉄向けに製造されたシーメンスの新型地下鉄車両「Inspiro」
ワルシャワ地下鉄向けに製造されたシーメンスの新型地下鉄車両「Inspiro」 全 2 枚 拡大写真

鉄道車両大手の独シーメンスはこのほど、同社の新しい地下鉄車両シリーズ「Inspiro」として初めて製造したポーランドの首都ワルシャワ地下鉄向け車両が、営業運転の認可を受けたと発表した。

「Inspiro」は同社が次世代の地下鉄車両として開発したアルミ製車体の電車。基本仕様は両開き4ドア車の6両編成、第三軌条集電式だが、編成は3両から8両まで電動車比率も含め自由に編成でき、車体長の変更や3ドア車、架線集電用の車両もバリエーションとして製造可能な設計となっている。省エネなど環境面にも配慮し、リサイクル可能率は94.8%という。

同社はポーランドの車両メーカーNewagと共同で、2011年2月にワルシャワメトロから6両編成35本を2億2700万ユーロ(約360億円)で受注。最初の車両は2012年12月に納入された。

ワルシャワの地下鉄は全長23km、全21駅の1号線のみだが、現在2号線の建設が進められており、新型車両は両線で運行される予定となっている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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