【WRC】ラトバラ、引退のセバスチャン・ローブについて語る

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セバスチャン・ローブとヤリ‐マティ・ラトバラ
セバスチャン・ローブとヤリ‐マティ・ラトバラ 全 2 枚 拡大写真

今週末に行われるラリーフランスで、9度のWRCチャンピオンを達成したセバスチャン・ローブが完全引退する。WRCは10月1日、彼の長年のライバルだったヤリ‐マティ・ラトバラが語った記事を公開した。

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----:何がセバスチャン・ローブをこれほど偉大なドライバーにしていると思いますか?

ラトバラ:僕にとっては幾つかのクオリティが集まったものだね。初めに、彼はシトロエンと共にスポーツで育ち、チームと一緒に多くの経験を積んで、車の開発に大きく関わった。次に、彼はそれらを合わせることで、困難で変化しやすいコンディションの中でも、車の路上でのグリップの量を正確に感じると共に判断する、とても優れた能力を持っている。そして3番目は集中し、完全にフォーカスし続けるようにできることだ。それはおそらく彼が若い時に体操をした時に学んだものだろう。また、彼がいつも良いラリーの作戦を持っていることも重要だ。彼はいつプッシュする必要があるか、または注意すべきかを察する才能を持っている。

----:全時代、全ドライバーの中で彼のランクはどのあたりですか?

ラトバラ:チャンピオンシップで9度勝利した彼を、僕は最高だと位置づけるし、最も利口なドライバーだと思う。ただ、彼がグループBの時代にいた時は、僕のヒーローだったハンリ・トイヴォネンが最も勇気があったと思う。

----:ローブについて一番印象に残っている出来事は?

ラトバラ:2011年のラリースペインで、僕達が45キロメートルの最も長いステージで彼に3.2秒差をつけて勝利した時、ステージの終了後に彼は僕のところまで来て、握手をした。その瞬間、僕はあのステージで本当に良い仕事をしたのだと理解することができたんだ。

《河村兵衛》

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