「降雨量、例年並み」 タイの専門家、大洪水の可能性否定

エマージング・マーケット 東南アジア
プラジンブリ県の洪水(2日)
プラジンブリ県の洪水(2日) 全 8 枚 拡大写真

【タイ】2011年のタイ中部大洪水の際に具体的で的確な洪水予測で人気を集めたランシット大学のセーリー准教授に、タイ字紙タイラットがインタビューした。

【画像全8枚】

 今年の洪水が2011年並みに悪化するかという質問に、セーリー准教授は「これまでのところ降雨量は例年並み」だとして、2011年のような洪水が起こる可能性は極めて低いと述べた。バンコクで大規模な洪水が起きる可能性も「ないと確信している」と明確に否定した。

 タイでは2011年9―12月、バンコクなど中部でピーク時の水量が満水時の琵琶湖の3分の2に相当する160億立方メートルという大洪水が発生し、ホンダ、ソニーなど日系企業400社以上を含む約700社の工場が浸水するなど大きな被害が出た。タイ政府によると、2011年6―10月の降雨量はタイ北部で例年の39%増、中部で22%増に達し、北部の大規模ダムであるプミポンダムとシリキットダムが乾期に備えてぎりぎりまで水を貯めた後、満水となって一気に放水し、下流で大洪水を引き起こした。

 プミポンダムとシリキットダムの2日時点の貯水率は、タイ農業協同組合省かんがい局によると、それぞれ45%(貯水量60・7億立方メートル)、59%(同56・2億立方メートル)。貯水率が一時100%を超えていた中部ロッブリ県のパーサクチョンシットダムは放水の結果、2日時点で貯水率が93%(貯水量8・9億立方メートル)に低下した。

 タイ内務省によると、2日朝の時点で洪水が発生しているのはタイの77都県中、東部プラジンブリ県など25県207郡で、約78万世帯、270万人が被災した。また、プラジンブリ県内の国道3078号線、3079号線など7県の15カ所で国道が浸水し、このうち2カ所が通行不能となっている。

《newsclip》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. これがレクサス『UX』次期型の顔だ! ハイブリッド継続で2026年内に登場か
  2. これが日産『スカイライン』次期型だ! V6ツインターボをハイブリッド化で、最大420馬力
  3. 新ブランド「EMTA」始動、2027年に軽EV投入…2029年までに4車種展開
  4. 似合うかじゃない、背負えるか。織戸茉彩と911 GT3、その始まりの物語
  5. フェラーリ初の電動4ドア、「ルーチェ」発表…0-100km/hを2.5秒で駆け抜ける1050馬力の新世代EV
  6. 「この形で出るなら欲しい」スバル『WRX STI』新型は6気筒ボクサーのハッチバックに!? スクープ情報にSNSでは期待の声
  7. 体感温度を約16度下げて熱中症対策、ペルチェ冷却×送風ファン搭載「氷脈ファン」発売
  8. ブレイズの4輪特定小型原付「e-CARGO」、NFC追加…かざすだけで電源ON/OFF
  9. レクサス『ES』新型、高精細ADBヘッドランプ国内初採用…小糸製作所が開発
  10. ホンダ『スーパーワン』、「ADVAN FLEVA V701」を新車装着…横浜ゴムが納入開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る