日産自動車の米国法人、北米日産は10月3日、米国でローンを組んでいる顧客の支払いを、最大で90日間猶予すると発表した。
これは、暫定予算案を巡る米国議会の上院と下院の対立により、政府機関が一時的な業務停止に追い込まれたことを受けての対応。10月1日、米国の政府機関の一部が閉鎖。政府機関の閉鎖は17年ぶりの出来事。最大で80万人の職員が自宅待機となり、この間の給与支払いは遅延する可能性がある。
北米日産の金融会社、日産モーターアクセプタンスは、顧客の要望があれば、ローンやリース料の支払いを、最大で90日間猶予する。日産車とインフィニティ車を購入した顧客が対象。
日産モーターアクセプタンスのMark Kaczynski社長は、「我々は支払いが困難になった顧客を救済する。顧客のニーズに応えるのは日産にとって最も重要。これが、今回のプログラムを提供する理由」と述べている。