JAL、エアバスから初めて機材を調達、最大56機の購入を発表

航空 企業動向
JAL、エアバスからA350などを購入
JAL、エアバスからA350などを購入 全 1 枚 拡大写真

日本航空(JAL)は、エアバスからA350型機の導入を決定し、A350-900型機18機、A350-1000型機を13機の確定31機と、オプションで25機購入する契約を締結したと発表した。エアバスへの合計発注数は最大で56機となる。

JALはこれまで、中長距離路線用機材には、ボーイングを使用しており、エアバス機を発注するのは初めて。エアバスが日本の航空会社からA350型機を受注するのも、統合される前の日本エアシステムを除いて今回が初めてとなる。

JALは、2019年からA350型機の運航を開始する予定で、6年程度で機材の更新を進める計画だ。

エアバスA350型機シリーズでは、A350-900を2014年の商業運航に向けて今年6月試験飛行が行われた。派生型として長胴型のA350-1000型、短胴型のA350-800型の開発も進められている。

A350型機には、ロールスロイス製の新開発エンジンが搭載される。この新開発のエンジンに加え、胴体・主翼など広範囲に複合材を用いることで、同サイズの既存機に比べて大幅な燃費改善が見込まれる。また、A350型機は機内の気圧を地上に近づけることなどで、乗客に快適な機内空間を提供する。

エアバスのファブリス・ブレジエCEOは「日本を代表する航空会社であるJALとエアバスが新たな関係を構築し、お互いにとって輝かしい未来が開かれることを確信している」とコメント。

JALの植木義晴社長は「JALは高い運航性能、商品競争力を持ったA350型機を最大限に活用し、首都圏発着枠拡大を始めとするビジネスチャンスに積極的に対応していく」としている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る