【CEATEC13】トラックにも第三の目、クラリオン安全支援システム

自動車 テクノロジー 安全
CEATEC 2013
CEATEC 2013 全 2 枚 拡大写真
CEATEC13のクラリオンブースではトラック用のアラウンドビューともいうべき安全走行支援システムが展示された。

もともと日産自動車のアラウンドビューシステムはクラリオンが開発、提供しているシステム。今回、両社の契約でクラリオンの商品展開が解禁されたため、クラリオンが出品に踏み切った。

クラリオンのトラック用安全走行支援システムの特徴は、トラックのパネルバンの車体に対応して160°の広角範囲をカバーできる視覚センサーを採用していることだ。トラックのパネルバンは、真四角で直立したパネルで構成されているために、アランドビュー機能を発揮するためには、従来より広角度の視野角を持った視覚センサーが必要となる。

クラリオンのトラック用安全走行支援システムでは、この広角視覚センサーをパネルバン車体の左側と後面の4か所に配置している。これは、右側はバックミラーで十分、見えないのは左側と後面であり、そこにアラウンド機能が欲しいという要望に沿ったものだ。

トラックドライバーは、何十台ものトラックが列をなして駐車している左右5cm程の余裕しかないスペースに駐車して、後面を荷受け台に隙間なくピッタリと寄せることが要求されることもあり、トラックドライバーの大きな作業負担になっていたそうだ。このトラック用安全走行支援システムがあれば、そんなトラックドライバーの強い見方になることが期待される。

このシステムのキモである広角視覚センサーは、写真のように少し無骨で頑丈そうな四角いケースに内蔵されてるが、これはトラックの実働環境を考慮して、防水、耐熱、耐衝撃性を保証するために必要となったという。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  5. 「ヤリクロ超えたのでは?」スズキ『クロスビー』のフルモデルチェンジ級進化に「最近スズキすげぇな」などSNS興奮
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る