相鉄、昇降式ホームドア実験を27日から開始…弥生台駅に1両分設置

鉄道 企業動向
弥生台駅に設置される昇降式ホームドアの設置イメージ。開口部をバーとすることで設置コストの低減を狙う。
弥生台駅に設置される昇降式ホームドアの設置イメージ。開口部をバーとすることで設置コストの低減を狙う。 全 1 枚 拡大写真

相模鉄道(相鉄)と高見沢サイバネティックスは10月4日、昇降式ホームドアの実証実験を27日から開始すると発表した。相鉄いずみ野線弥生台駅(横浜市泉区)の下りホーム横浜方に、高見沢サイバネティックスが開発した昇降式ホームドアを1両分設置する。

同駅に設置される昇降式ホームドアは従来のホームドアと異なり、開口部を昇降式バーとするもの。従来のホームドアより重量が軽くなり、設置コストが低減できるなどの利点がある。工事は10月9日夜間に完了する予定で、27日から約1年間に渡り安全性や耐久性の検証を行う。

従来のホームドアは設置費用が高く、ドアの位置や数が異なる車両を混在して運転することができないといった課題がある。このため新型ホームドアの開発が国土交通省鉄道局の鉄道技術開発費補助金の支援によって進められており、8月31日からは西武鉄道新宿線の新所沢駅で戸袋移動型ホームドア「どこでも柵」の実証実験が始まった。東京急行電鉄(東急)の田園都市線つきみ野駅でも、ワイヤロープを用いた昇降スクリーン式ホームドアの実証実験が行われる予定。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱、3列シートの新型SUV『デスティネーター』世界初公開へ
  2. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  3. ホイール汚れ撃退! 初心者でもできるホイール洗浄法を解説 ~Weeklyメンテナンス~
  4. トヨタ『アルファード』など21車種64万台以上にリコール…メーター警告灯が確認できず
  5. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る