帝国データバンクが発表した2013年9月の企業倒産件数は前年同月比4.1%減の817件、今年2番目の低水準で2か月連続の減少となった。
業種別では、建設業(194件、前年同月比15.7%減)、サービス業(139件、同10.9%減)など7業種中5業種で前年同月を下回った。一方、卸売業(133件、同19.8%増)、運輸・通信業(43件、同19.4%増)の2業種は前年同月を上回った。
負債総額は、同6.7%増の1895億0800万円で、3か月ぶりに前年同月を上回った。負債トップは、高層ビル開発事業の長堀橋開発(東京都)で148億7600万円。大型倒産の沈静化が続き、負債50億円以上の倒産は21か月連続で1ケタにとどまった。
主因別の内訳を見ると、「不況型倒産」の合計は686件。構成比は84.0%で、前年同月を0.7ポイント下回った。