西武新宿線中井~野方間の地下化事業、施工者が決定…11月から着工へ

鉄道 企業動向
西武新宿線中井~野方間の平面図。五つの工区に分けて地下化する。
西武新宿線中井~野方間の平面図。五つの工区に分けて地下化する。 全 2 枚 拡大写真

西武鉄道は10月10日、新宿線中井~野方間連続立体交差事業の土木工事の施工者が決まったと発表した。工期は11月から2021年3月までを予定している。

この連立事業は、中井~新井薬師前間の妙正寺川西側(中野区上高田5丁目)から野方駅の東側(野方4丁目)までの約2.4kmを地下化する東京都の都市計画事業。7か所の踏切を解消し、途中の新井薬師前、沼袋両駅も地下化する。両駅の配線は新井薬師前駅が島式1面2線、沼袋駅が島式2面4線になる。

工事延長は約2360mで、このうち約900mは上下線別の単線シールドトンネルを採用する。工事は駅部と取付部で営業線を仮受けした後、開削工法で躯体(くたい)を構築。それ以外の区間はシールド工法によりトンネルを構築する。

事業区間は五つの工区に分けられる。中井方の事業起点から新井薬師前駅の野方方までの556mが第1工区、沼袋駅の中心部から中井方の166mが第2工区、同駅中心部から野方方の243mが第3工区となる。また、第1工区のほぼ中間点から野方方902mは、途中に第1~3工区を含む形となる第5工区が設定されている。第5工区の終点から野方方の事業終点までの487mは第4工区となる。

各工区の施工者はいずれも共同企業体(JV)で、第1工区が鹿島建設と鉄建建設、戸田建設、五洋建設、第2工区が大林組と前田建設工業、フジタ、飛島建設、第3工区が清水建設と熊谷組、鴻池組、竹中工務店、第4工区が西武建設と大成建設、安藤・間、大豊建設、第5工区が大成建設と西武建設、安藤・間、東急建設の各JVに決まった。

《草町義和》

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