トヨタ、15年市販のFCVを試乗公開

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ FCV試作モデル
トヨタ FCV試作モデル 全 9 枚 拡大写真

トヨタ自動車は2015年の市販をめざして開発中の燃料電池車(FCV)を、東京で開いた先進技術取材会で試乗公開した。燃料電池スタックの出力等は明らかにしていないものの、水素タンクを含む基幹システムは市販予定車と同じスペックという。

特設の試乗会場は、直線コースで80m程度と狭隘だったが、モーターによるパワフルな加速性能と静粛性は十分確認できた。開発を担当している製品企画本部の野正斉主幹によると、サスペンションやアンダーボディーは専用設計による最終仕様という。

ただ、外観はカムフラージュしているものの「市販車はこれとは全く異なるデザインになる」そうだ。東京モーターショーへの参考出品で、ほぼ最終仕様のデザインを提示する予定。2011年の東京モーターショーに出品したコンセプトモデルとも異なるものになるという。また、小木曽聡常務役員はコストについて「FCシステムは500万円を切るところをめざしている。オフィシャルには車両としては1000万円を切るレベルと言っているが、これも(実現は)結構大変なレベル」と話した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る