パテントリザルトは、独自に分類した「電気機器」業界での企業を対象にした特許資産ランキングを発表した。
電気機器企業各社が2012年4月1日から2013年3月末までの1年間に登録した特許を対象に、質と量の両面から総合評価してまとめた。
個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計したところ、1位がパナソニックとなった。
注目度の高い特許には、「車両に搭載されたカメラで運転者の顔画像を取得し、運転者の状態を検出する運転者監視装置」に関する技術や、「非接触型ICカードの通信を良好にする通信装置」に関する技術など。
2位の東芝は、「書き込みと読み出し間の動作マージンを向上させることが可能な磁気ランダムアクセスメモリ」や、「特性や信頼性に優れた不揮発性メモリ」に関する技術などの注目度の高い技術を持つ。
3位は三菱電機で、「環境負荷の少ない、安全で効率的な有害ガス処理装置および水処理装置」や、「基板の反りによる影響を低減して、精度を向上した加速度センサ」などの技術を持つ。
4位がシャープで、上位4社は前年度と同じ結果となった。
5位の富士通、6位の日立製作所は前年度より1ランク、NECが2ランクそれぞれ上昇した。
逆にソニーは3ランクダウンの8位だった。