フォードの「エコブースト」レーサー、359km/hの最高速を計測…デイトナ新記録

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フォード・エコブースト搭載のプロトタイプレーシングカー
フォード・エコブースト搭載のプロトタイプレーシングカー 全 5 枚 拡大写真

米国の自動車大手、フォードモーターは10月10日、「エコブースト」エンジンを搭載する新型レーシングカーで走行テストを行い、最高速359km/hの新記録を達成したと発表した。

画像:フォード・エコブースト搭載のプロトタイプレーシングカー

このレーシングカーは、2014年に米国で開始される「チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権」に参戦するために開発。同選手権は、ALMS(アメリカン ル・マン・シリーズ)とグランダムシリーズを統合して、新たに開催されるモータースポーツ。2014年1月、米国フロリダ州で行われるデイトナ24時間が開幕戦で、全12戦が予定されている。

フォードモーターはまず、Michael Shank レーシングに、エコブーストエンジンを供給。エコブーストは、フォードモーターの新世代ガソリン環境エンジン。排気量を縮小したダウンサイジングユニットでありながら、直噴ターボ化することで、環境性能とパワーを両立しているのが特徴。

Michael Shank レーシングのプロトタイプレーシングカーが搭載するエコブーストは、直噴3.5リットルV型6気筒エンジンを2個のターボチャージャーで過給。スペックは未公表だが、市販車用は最大出力365ps、最大トルク48.4kgmを引き出す。

10月9日、Michael Shank レーシングは、米国デイトナインターナショナルスピードウェイにおいて、走行テストを実施。その結果、222.971マイル/h(約359km/h)の最高速を計測。デイトナのオーバルコースでの最高速記録を、26年ぶりに更新した。

フォードレーシングのディレクター、ジャーミー・アリソン氏は、「フォードにとって大変誇らしい1日。レース用のエコブーストエンジンは、市販車の技術が基本」と語っている。

《森脇稔》

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