MotoGP第15戦・マレーシアGP決勝が10月13日、セパン・サーキットで開催され、ダニ・ペドロサ(ホンダ)が、好スタートからハイペースでラップを刻み、今季3勝目を飾った。
序盤に2番手を走行したペドロサは、5周目にトップに立つと、その後快調にラップを重ね、20周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。これでペドロサは、第4戦フランスGP以来、11戦ぶりの優勝を果たし、マレーシアGP2連覇を達成した。
今季8度目のポールポジション(PP)を獲得したマルク・マルケス(ホンダ)は2位でフィニッシュした。序盤は、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、ペドロサに続いて3番手。その後、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に抜かれて4番手にポジションを落とすが、すかさず抜き返し、さらにロレンソを追走。9周目にロレンソを抜いて2番手に浮上した。そこから、トップのペドロサを追うが、ロレンソとのバトルでのタイムロスが影響し、届かなかった。これでマルケスは、15戦で14度の表彰台を獲得。ルーキーの表彰台記録を、再度更新した。
総合ポイントでは、トップのマルケスが、2位のロレンソに43点差、3位のペドロサと54点差。3戦を残し、タイトルに王手をかけた。